飯田市長杯空手道選手権大会

飯田市スポーツ協会空手部では飯田市長杯空手道選手権大会が開催されました。

例年では南信地区全体から参加者を募っての大会ですが、まだまだ予断を許すことができない新型コロナウイルス感染予防の観点から飯伊地区限定での大会となりました。

種目は「形」と「組手」
小学校低学年男女、小学校高学年女子、男子、中学校男女、のトーナメント制でそれぞれの部門の優勝者を決定します。

形(かた)

何種類もの形から自分の得意とする形を組み合わせ演技を行います。
姿勢、スピード、止めの力強さなどが審査基準になるそうです。実際に相手がいる想定での拳の強さなどがしっかりできているか?などがポイントになるそうです。

低学年の演技は力強さより可愛らしさですが、中には礼から気迫を感じさせる選手もいました。 

高学年になると、気迫がより強くなります。

中学生になると、一段と気迫が大きくなります。

組手(くみて)

実際に相手と戦うことを想定した組手です。
「寸止め」と言って組手では実際には相手の身体には触れない実戦となります。

小学生の部では決まった攻撃を正しく行えるか、また相手はそれをかわす練習となるそうです。正しく足と手が出されているか、攻撃できる素早さが示されているかなどが審査の対象となるそうです。

中学生の部になると実戦を行います。

各部門の優勝者は次のとおり
小学校低学年男女個人  竹下逢希さん 高森
小学校高学年女子個人  下平紗永さん 山本
小学校高学年男子個人  山嵜咲斗さん 山本
中学校男女個人  下平隼毅さん 山本
組手 小学校低学年男女個人  清水日真莉さん 山本
小学校高学年女子個人  下平紗永さん 山本
小学校高学年男子個人  山嵜咲斗さん 山本
中学校男子個人  牧内斗空さん 松尾少

飯田市長杯 牧内斗空さん、下平紗永さん

 

飯田下伊那の小中学生で空手を学んでいる児童生徒は約70人、今回の出場者は約30人でした。大会委員長の平澤さんにお聞きしたところ、楽しんで練習に来ているけれど大会出場は委縮してしまう子が多いとのこと。経験を積ませて全国大会へ出場できるようになってもらえると嬉しいとおっしゃっていました。
また、高校での空手環境が少ないので、そこで辞めずに一生涯のものとして続けていってほしいと願っているそうです。

日本の武道をぜひ伝承していかれることを願っています。